国連事務局長、「諸国間のコロナワクチン分配法は不公正」
4月 05, 2021 17:28 Asia/Tokyo
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国連のグテーレス事務局長
国連のグテーレス事務局長が、諸国間での新型コロナウイルスワクチンの分配方法について、改めて批判しました。
グテーレス事務局長は4日日曜、ツイッターでこの件に触れ、「世界の新型コロナウイルスに対する対応は、コロナワクチン生産や供給から発展途上国への支援にいたるまでどの部分をとっても、必要とされているようには進展していない」としました。
続けて、「我々は、ひとつの勇敢な行動を取ることで、この恐るべき時代を終わらせ、包括的かつ永続的な回復を始めることだろう」としました。
グテーレス事務局長はしばらく前にも、世界での新型コロナウイルスワクチンの分配方法について批判していました。ドイツ・ミュンヘン安全保障会議で同事務局長は、「新型コロナウイルスワクチンはその75%が10カ国に対してのみ分配されており、100以上の国はこれまでに全くワクチンを受け取っていない」と述べています。
グテーレス事務局長はまた、世界の全紛争を即刻停止して、それらの地域におけるワクチンの分配・供給の下地を整えるよう要請し、「新型コロナウイルスワクチンについての世界的な計画が存在し、諸国がこのワクチンを分け合うべきである」と強調しました。
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