米ホワイトハウスが、9.11テロへのサウジの関与を否定
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アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官が、「2001年のアメリカ同時多発テロの実行犯とサウジアラビア政府とのつながりを裏付ける証拠は一切存在しない」と語りました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
May 03, 2016 21:26 Asia/Tokyo
  • 米ホワイトハウスが、9.11テロへのサウジの関与を否定

アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官が、「2001年のアメリカ同時多発テロの実行犯とサウジアラビア政府とのつながりを裏付ける証拠は一切存在しない」と語りました。

ファールス通信によりますと、アーネスト報道官は2日月曜、改めて、「9.11テロに関する調査からは、サウジ政府やテロ組織アルカイダとの関係は明らかにされていない」と述べています。

また、このテロ事件へのサウジの関与の可能性を明らかにする、アメリカ議会の調査委員会の報告書のうちの28ページについて、この報告書を閲覧した人物のコメントとして、「彼らは、サウジアラビアがアルカイダを支援したという証拠はないという結論を出している」としました。

さらに、「アメリカのオバマ大統領は、報告書のこの部分に目を通していない」と語っています。

アーネスト報道官はまた、「報告書のこの部分がいつ公表され、機密ではなくなったのか」という問いに対し、「アメリカ国家情報評価は、かなり前から、この文書を機密扱いからはずす措置を開始していた」と述べました。

アメリカ同時多発テロ以来、アメリカ議会はこの事件に関する調査委員会を設置し、最終報告を発表しましたが、10年が経過した後も、この事件へのサウジの関与に関する部分は機密扱いとなっています。