国連とWHOが、世界でのコロナワクチン分配のプロセスを批判
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世界での新型コロナワクチンの不公正な分配プロセスが、またもや国連とWHO世界保健機関の批判を浴びています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
4月 11, 2021 14:11 Asia/Tokyo

世界での新型コロナワクチンの不公正な分配プロセスが、またもや国連とWHO世界保健機関の批判を浴びています。

グテーレス国連事務総長は10日土曜午後、ツイッターで、「世界の先進国の多くではワクチン接種が始まっている一方で、中・低所得の国の国民の大半はまだワクチン待ちの状態である」と述べています。

グテーレス事務総長

グテーレス事務総長は最近、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議において、世界のコロナワクチンの現存量全体の75%が10カ国に集中し、ほかの100カ国以上がまだワクチンを入手できていない、と公表していました。

一方、テドロス・アダノムWHO事務局長もスイス・ジュネーブで記者会見し、「世界でのコロナワクチンの分配状況は、衝撃的なほど不公平だ」と述べています。

また、ワクチンの不公正な分配状況を明らかにするとともに、世界各国に対し、WHO主導の国際的ワクチン共同購入イニシアチブ・コバックスを支援するよう求めました。

このイニシアチブの目的は、各国の確実なコロナワクチンの調達・入手を保障することにあります。

アダノム事務局長はさらに、「10日土曜で、今年に入ってから100日目となり、世界220か国のうち194か国が予防接種プロセスを開始しているが、26か国はまだ開始していない」としました。

そして、「現在は協同・協力の時であり、商取引・利潤を追い求めている場合ではない」と強調しています。

 

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