世界の富裕層は、環境汚染を助長
4月 14, 2021 16:23 Asia/Tokyo
最新の研究で、富裕層がその生活スタイルのために、他の階層と比べて世界の気候変動により影響を与えていることが分かりました。
イギリスのCambridge Sustainability Commissionは報告において、「世界の富裕層は、”エリート環境汚染者”とも言える。1990年から2015年までに排出された環境汚染物質である二酸化炭素の37%は、世界の5%を占める富裕層から排出された」としました。
この報告では、環境汚染物質の削減に向けての最良の道は、技術状況の改善および贅沢品の消費傾向を押さえることだとしています。
英サセックス大学のPeter Newell教授は、BBCとのインタビューにおいて、「世界の環境汚染物質は増加に向かっていることから、確固とした措置が必要であることは完全に明白である。我々は贅沢品の消費を断つべきであり、それを始めるのに最もふさわしいのは、世界の誰より多くの環境汚染物質を排出している”エリート環境汚染者”層である」と述べました。
続けて、「しかしながら、社会を支配している政治的構造は、金を持つ富裕層が影響力を行使してこのような変化を妨げる仕組みとなっている」と指摘しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj