コロンビア第3の都市で反政府デモの市民と警察が衝突、死者59人に
(last modified Sun, 30 May 2021 08:11:29 GMT )
May 30, 2021 17:11 Asia/Tokyo

コロンビア第3の都市カリで28日、反政府デモの市民と警察が衝突したことを受け、少なくとも13人が死亡し、一連の抗議行動による死者は少なくとも59人に達しました。

フランス通信が30日日曜、報じたところによりますと、今月28日夜に発生したこの衝突で、人口約220万人のカリでは通りから市民の姿がほぼ消えたほか、バリケードの残骸やがれきの山からは煙が立ち上り、今回の衝突の凄惨さを物語っています。

当局によりますと、一連の抗議行動による死者は、カリでの13人を含めて少なくも59人に上っており、コロンビア国防省は、負傷者が民間人と治安要員を合わせて2300人を超えたことを明らかにしました。

抗議デモがより大きな反体制運動へと姿を変えている中、今月28日からカリにいるイバン・ドゥケ大統領は、警察を支援するためカリなどに29日日曜、軍を派遣し、治安対策を強化していると述べています

コロンビアでは、イバン・ドゥケ政権に対する抗議行動が1か月以上続いており、カリでは、コロンビアの他地域と同様に、貧困とコロナ禍によって人々の間に怒りや恨みが広がっています。

特に4月28日には、増税案に怒った人々が街頭に繰り出してデモを開始したのを機に、大勢の人がデモに参加する傾向が強まっており、増税案の即時撤回や治安部隊による強硬な対応にもかかわらず、抗議行動の勢いが増大しています。

 

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