米で、暴力の再度激化を懸念
7月 12, 2021 14:47 Asia/Tokyo
アメリカの専門家、警官、市民などが、国内各都市が1990年代初頭のような暴力犯罪の波に再び直面することを危惧しています。
IRIB通信によりますと、アメリカでの武器を用いた暴力行為の最新状況をモニターしている非営利団体「Gun Violence Archive」がまとめた情報に基づけば、米独立記念日である7月4日をはさんだ週末に、同国全体で180人以上が銃弾を受けて死亡しました。
この報告では、中西部のシカゴだけで銃撃による死傷者は100人以上となっています。
アメリカで銃器携帯が自由であることは、この国全体での銃を用いた暴力事件の日常的な発生に繋がっており、それらの事件のほとんどでは、複数の人が命を落としています。しかし、同国では銃器関係ロビー団体が非常に強力であるため、米議会はこれまでに銃器携帯を制限する措置を取れずにいます。
アメリカの人口は世界の総人口の約5%に過ぎませんが、銃器を用いた集団殺害事件を起こした人数の割合では、およそ31%を占めています。
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