ロシア研究者、「デルタ株感染に必要な粒子は通常コロナの10分の1」
8月 11, 2021 18:10 Asia/Tokyo
ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター(別名:VECTOR)の所長が、「新型コロナウイルス・デルタ変異株は、感染した生物から人体へとよりすばやく感染する」と述べました。
ファールス通信によりますと、VECTOR所長は、「デルタ変異株は、中国・武漢で発見された最初の新型コロナウイルスに比べて、非常に感染力が高い。それは、感染に必要となるウイルスの粒子はわずか10分の1であるためだ」と述べました。
デルタ変異株は、昨年10月にインドで初めて確認されました。インド医療機関の発表によれば、この株は同国で開発された「Cobaxin」や「Civishield」などのワクチンを接種した人にも感染する力があります。
新型コロナウイルスワクチン「Cobaxin」は、同国のハイデラバードにあるバーラト・バイオテック製薬社で、NIVインド国立ウイルス研究所やICMRインド医学研究評議会の協力のもとに開発され、不活性化ウイルスをもとに作られています。
一方の「Civishield」は、イギリスのオックスフォード大学とアストラゼネカ社の協力を得て、インド血清研究所タセラム・インスティチュート・オブ・インディアが製造しています。
インド当局者らは、デルタプラス変異株はデルタ株よりさらに感染力が高いと考えています。
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