仏パリの凱旋門を布で包む最終段階が開始;故クリスト氏プロジェクト
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仏パリの凱旋門を布で包むアートプロジェクトの最終段階が12日日曜に始まり、巨大な布が門上部から下ろされました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 13, 2021 17:57 Asia/Tokyo

仏パリの凱旋門を布で包むアートプロジェクトの最終段階が12日日曜に始まり、巨大な布が門上部から下ろされました。

フランス通信が13日月曜、報じたところによりますと、このプロジェクトは、昨年死去した美術作家クリスト氏が生前に手掛けていたもので、今月18日の完成を予定しています。

シャンゼリゼ通りにある凱旋門は、今後数日間で約2万5000平方メートルの銀色がかった青いポリプロピレン製の布で包まれることになっており、またこのプロジェクトでは、3000メートルの赤いロープも使われます。

これらの材料はすべて、リサイクル可能な材質でできています。

ブルガリア出身のクリスト氏は長年パリを拠点に活動し、1960年代に門近くにあるアパートの部屋を借りて住んでいた頃から、凱旋門を布で包む構想を抱いていました。

このプロジェクトは、クリスト氏と妻の故ジャンヌ・クロード氏の意思を引き継ぎ、おいのウラジーミル・ヤバシェフ氏により進められています。

ヤバシェフ氏は、「今日の凱旋門が包まれ始める瞬間は、プロジェクト中で最も見ごたえのある段階の一つ。クリスト氏とクロード氏が生前抱いていた夢の実現に近づく瞬間だ」とコメントしました。

 

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