国連事務総長、「エチオピア北部の40万人が飢餓同然状態」
10月 07, 2021 19:09 Asia/Tokyo
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エチオピア北部の40万人が飢餓同然状態
国連のグテーレス事務総長が、「エチオピア北部ティグレ州のおよそ40万人が、飢餓同然の状態で暮らしている」とし、これらの人々への支障ない人道支援提供を求めました。
イルナー通信によりますと、グテーレス事務総長は6日水曜、国連安保理会合で、さらに「およそ700万人が食料やそのほかの緊急支援を必要としている」と述べています。
また、エチオピア北部における危機や衝突の激化に触れ、「これらの衝突は、近隣のアファール州やアムハラ州にまで波及している」としました。
さらに、「電力受給は、今なお不透明な状態にあり、数百万人が保健衛生といった必要不可欠なサービスや、通信連絡手段を利用できなくなっている」と語っています。
エチオピアでは昨年11月に、連邦政府軍と北部ティグレ州政府を率いるTPLFティグレ人民解放戦線系列の暴徒らの間で衝突が発生しました。
この衝突でこれまでに、200万人近くが住居を失い難民となり、また数十万人が飢餓に陥っています。
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