米国防総省、中国海軍の優位性を認める
11月 08, 2021 15:17 Asia/Tokyo
米国防総省は、中国海軍は世界最大の海軍であるとし、355隻以上の艦船を有していると発表しました。
米国防総省は最近の報告の中で、「中国海軍は陸上の目的に対する精確で長距離の攻撃や、潜水艦戦などにおいて高い能力を有している」としました。
また、中国海軍の力は今後数年で大きく発展し、同軍が所有する艦船は2030年までに少なくとも460隻にまでなると予測しました。
中国は、世界最大の海軍だけでなく、世界最大の陸軍、世界3位の空軍を有しています。
今回の米国防総省の報告では、これらすべての中国軍の能力は、核兵器能力とあわせて注目される必要があると強調されています。
今回の報告は、最近、中国と台湾の政治的緊張が、アメリカの露骨な介入によってピークに達している中で発表されました。ここ数か月で、中国は大規模な空軍演習を台湾上空で実施しています。
アメリカは、「中国が軍事的挑発により台湾を支配する意欲を持っている」と主張しています。しかし中国当局は、その度にこの演習にはいかなる軍事的意欲もないと否定しています。
先月、アメリカはカナダとともに戦艦による台湾海峡通過を実施しました。中国はこれをアメリカによる露骨な内政干渉であるとしています。
中国は南シナ海と台湾海峡を自国の領海の一部としています。これに対し、アメリカをはじめとする西側諸国は、この一帯は公海であると主張しています。
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