米国防総省が、軍の気候変動対策のなさを告白
11月 22, 2021 15:56 Asia/Tokyo
-
アメリカ軍
アメリカ国防総省のヒックス副長官が、「米軍は気候変動対策に必要な準備が整っていない」と警告しました。
米CNNによりますと、ヒックス副長官は「国産リチウム電池への投資は、世界で7500億ドル投資するようなものである。中国で起きていることは、問題を生み出す事柄だ。同国はこの電池の生産網を支配しており、これは我々にとって国家安全保障上の重大な問題と見なされる」と述べました。
気候変動対策は バイデン米政権の計画の根本的な土台を構成するものです。バイデン大統領は先日、気候変動危機を外交・国家安全保障政策の中心に据える命令書に署名しています。
気候変動はまた、アメリカ国家安全保障戦略の来年度版にも盛り込まれる予定です。
アメリカ国防総省は昨年度予算において、6170億ドルを気候変動対策およびその影響の削減に充てました。しかしこの額は、気候変動が与えている損害に比べればわずかなものです。
アメリカは、世界で最も温室効果ガスを多く排出している国のひとつです。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ