米ドルが過去2ヶ月間の最安値を記録

ロイター通信が、米ドルが値下がりし過去2ヶ月間の最安値を更新したと報じました。

ロイター通信によりますと、FRB米連邦準備制度理事会のパウエル議長が「9兆ドルのバランスシートの削減を決定するのに数ヶ月かかる可能性がある」と述べたことをうけ、ドルが他の主要通貨に対して11月中旬以来の最低水準に下落しました。

また11日火曜には米上院で自らの指名承認公聴会で、「米国経済は、インフレと戦うために利上げの準備ができている」とし、「政策立案者は、FRBのバランスシートの縮小方法についてまだ話し合っているが、その決定を下すには、さらに多くの会合が必要になる可能性が高い」と語りました。

世界の主要6通貨に対するドル指数は、アジア市場で95.543に下落し、昨年11月18日以来の最低水準となっています。

一方で、リスク選好度（組織が受け入れることをいとわないリスクの量）のキャッシュフローの代表として取り上げられるオーストラリアドルは、過去1週間の最高値である0.72195ドルに達しました。

英ポンドも、昨年11月4日以来初めて1.3645ドルに達しています。

ユーロは過去2か月の最高水準で取引され、1.13755ドルに達しました。

経済評論家は、米国の各主要都市にある連邦準備銀行がFRBの緊縮サイクルに応じて政策ロードマップを提示するまで、ドルの現状が続く可能性があると考えています。

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