7月 15, 2023 15:15 Asia/Tokyo

イランでは、紡織が古い歴史を持つ由緒ある産業となっています。

糸紡ぎは、イランの特に北部マーザンダラーン州で古くから続く伝統技術の1つです。

イラン北部の村落部に住む大半の人々は、農家や手工芸職人です。

そのような手工芸に関わる技術の1つが糸紡ぎです。

この女性は、今糸紡ぎを行っているところです。

今回は、この技術に触れてみることにしましょう。

 

ー 何をされているんですか?

糸紡ぎの女性:羊毛から糸を紡いでいます。

これが糸紡ぎです。

 

ー では、紡織工房に入ってみましょう。

ここは、メフディーザーデさんの作業場です。

メフディーザーデさんは、長年にわたり紡織に携わっています。

 

ー この作業所について説明していただけますか?

ここは、伝統的なタイプの工房です。

ここでは、様々な伝統的織物が生産されています。

そうした織物には、キリムやジャージームと呼ばれる薄手の敷物などがあります。

羊毛で作られた生地は、ズボンなどの特定の用途があります。

ここに、4種類の糸があります。

羊毛、編み物用糸、ポリエステル糸。

そして、こちらは繊維くずで作られた新しい種類の糸です。

私たちはこれらの糸で、様々な種類の生地や織物を生産します。

 

ー この機材は何ですか?

この機材は、ケルチャールと呼ばれています。

ケルチャールは、ジャージームを織ります。

こちらの機材では、色々な生地が織れます。

こちらは、私自身が作った新しい織機です。

これらの織機は、昔からある伝統的なものです。

これらの織機を使って、複数の糸が織り上げられていきます。

こちらの男性は、樹木から糸紡ぎ用の紡錘を作っています。

紡錘は、綿や羊毛から紡いだ糸を巻きつけていく、木製もしくは鉄製の道具です。

紡錘は、織物の生産過程で最初に必要となります。

 


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