2017年6月16日(北川・福本)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
この日はイスラム暦ラマザーン月21日、シーア派初代イマーム・アリーの殉教日でした。
●リスナーより
4月29日は、私の満81歳の誕生日です。妻と娘の3人暮らしの毎日ですが、最近では、すっかり粗大ゴミとしての地位を確保しています。これといった病をえているわけではなく、家族みんな、元気で暮らしていられるだけで感謝しなければ、と思っています。
●ラジオより
(北川)お誕生日おめでとうございます。最近、私も人生の折り返し地点をほぼ過ぎ、髪に白いものもちらほら出ているので、健康の大切さ、つとに感じております。中小路さん、これからもお元気に過ごされますよう、心から願っております。定期的にお便りいただけるとうれしいです。しかし福本アナ、私は結婚していないのでわからないのですが、よくご主人のことを「じゃま」とか、「大きな生き物」とかいう既婚者の方の話を伺うのですが。
(福本) えっ、そこですか?その前に中小路さん、昭和天皇とお誕生日が一緒でいらして、4月29日も天皇誕生日、みどりの日、昭和の日、と名称が変わってきていますけれど、国民の祝日ですから、皆さんにお祝いしていただけてよろしいですよね。で、退職後の夫に対しては「ぬれ落ち葉」なんて失礼な言い方もありましたよね。でも思うんですけれど、多分そうした遠慮のない言い方ができるというのは、ご主人が健康でいてくれてこそだと思いませんか。ですから、中小路さんには、「粗大ゴミ」よろしいじゃありませんか、どうぞこれからもお元気で、と申し上げたいです。
●リスナーより
5月になりました。4月終わりからバラが咲いています。テヘランではバラはいつごろから咲きますか。
●ラジオより
(北川)さて、もう基本的にテヘランではバラは終わってしまいましたが、テヘランのバラのシーズンというのはいつでしたでしょうか。
(福本) 日本よりも少し早いくらいでしょうか、イランはバラ水、ローズウォーターの生産が盛んで、外国への輸出品目にもなっているほどですよね。イラン中部イスファハーン州にはそうしたバラが見頃を迎える5月ともなると、各地から観光客が押し寄せます。5月中はテヘランでもバラが一斉に咲き始めて綺麗でしたね。テヘランのバラは四季咲きの種類も多くて、冬場を除けば、地味ではありますが咲いているんですよ。
(北川)なお、この時期だと、どんな花が咲いていますか?
(福本)そろそろ、花の種類が少なくなってくる時期なのですが、イラン人がヤース・ジャスミンと呼ぶスイカズラが目につきます。とても良い香りなのと丈夫なのであちらこちらに植えられていますね。夾竹桃も先月から既に咲き始めています。IRIBの敷地内では、タイサンボクの大きな白い花ですとか、スモークツリーが見事です。それから、花ではないのですが、今はちょうど桑の実が熟す頃で先日もラジオ日本語のスタッフがお昼休みに摘んできていましたよね。今はラマザーン月なので、お家に持ち帰ってのお楽しみでしょうか。
●リスナーより
先日の制作番組「イランの希少動物」では、イランに生息する野生のマヌルネコを取り上げていましたが、このネコの名前を聞いて、以前に北川修一アナウンサーがラジオ日誌でマヌルネコについて書かれていたことを思い出しました。北川アナはいつの日か野性のマヌルネコを見たいといっていましたが、そのことは実現したのでしょうか。番組で紹介していただければ幸いです。
●ラジオより
(北川)残念ながら、希少動物ですので、見かける機会はほとんどなく、また、現在も見かけていません。番組目的で、探しに行くのも面白いのですが、それもできていないのが現状です。すみません、いつか見かけたい程度に思ってくだされば幸いです。さて、マヌルネコについてですが、福本アナ、ネコ好きの観点から少しご説明くださいませんか。
(福本)マヌルネコ、丸みを帯びた頭と小さめの耳が可愛いんですよ。いわゆるヤマネコに分類されるのでしょうが、小型でずんぐりした体形なのでまるでぬいぐるみみたいです。日本でも、上野動物園をはじめ、埼玉や栃木、名古屋、神戸などの動物園では、マヌルネコが飼育されているそうなので、一度は実物にご対面したいと思っています。でもさすがにネコ科の動物なので寝てることも多いようなのですが。
(北川)マヌルネコというと、福本さんのお宅の毛の長い真っ白なねこちゃんをおもいだしてしまうのですが、こちらでは長毛種のネコはおおいのでしょうか。ペルシャネコってよく言いますけれど
(福本)ペルシャネコの起源は、もちろんイランとするものをはじめ諸説あるのですが、最近ではイギリスとする説が有力みたいです。そして長毛種のネコは純血種に限られますから外で見かけることはまずないですよね。IRIBのノラちゃんたちの中には半長毛といった趣の子もいますけれど、ほとんどは毛の短い子たちで、外で暮らす猫たちの風景は日本と変わらないように思います。
●リスナーより
いつも楽しく拝聴しています。5月30日に行われたアジアサッカーチャンピオンズリーグ「川崎フロンターレ-ムアントンユナイテッド」の試合で、イラン人が主審をつとめていました。試合を通して、ジャッジは公平で、試合のコントロールも落ち着いてできていて、安心してみていられました。
日本では、代表戦などで「中東の笛」と揶揄されることも多いですが、この試合の主審に限ってはそれを感じさせませんでした。
日本勢は川崎フロンターレと浦和レッズが準々決勝へ進出しました。勝ち進んでイランのクラブと対戦するところをみれたらいいなと思います。
●ラジオより
(北川)確かに「中東の笛」ということば、不名誉な形で広まっていますが、福本さん、イランの国内リーグであいまいなジャッジがひどい、という話は、ほとんど聞かないような気がしますがいかがでしょう?
(福本)そうですね、微妙なジャッジはあっても、ひどいというのはないと断言できると思います。それにイラン人の審判はAFCアジアサッカー連盟から優秀審判として表彰されているくらいなんですよ。それに昨年のリオデジャネイロオリンピックの決勝戦、ブラジル対ドイツの試合では、イラン人審判が笛を吹いたんですよ。素晴らしいですよね。
(北川)サッカー自体のレベルも高く、中東を含むアジアでもFIFAランキングどうどうの1位ですので、それに応じて、イランは審判のレベルも高いと思います。また、個人的な意見ですが、中東出身者以外でも、明らかに誤審は存在します。
ちなみに私は「中東の笛」と聞くと、イランの葦笛のネイやバーラーバーン、2本同時に吹く南東部スィースターン・バルーチェスターン州のドネリなどがまず頭に浮かんでしまいます。
音楽コーナー:
今夜は、イマーム・アリーの殉教日にちなんだ曲をお届けします。ダーゲ・ヘジュラーンで、別離の悲しみです。
●リスナーより
今回はビーチサッカーの話題でしたが、イランで盛んなスポーツは、やはりサッカーとレスリングなんでしょうか。日本でいう相撲・柔道・野球みたいな国技的なスポーツってあるんでしょうか。また学校の部活でスポーツはするんでしょうか。
●ラジオより
(北川)まず、国技というべきスポーツですが、やはりご指摘の通り、サッカーとレスリングだとおもいます。特にイラン北部のカスピ海の沿岸辺りでは、昔からコシュティーという伝統的なレスリングが行われてきたという話も聞きます。あえて言うと、やはりレスリングですね。
あと、スポーツという点では、ズールハーネという、古式体操というか、伝統的な身体的、精神的な鍛錬法が存在します。これは、大きな棍棒などを振り回す鍛錬で、コーランやペルシャ語の偉大な文学者フェルドゥー スィーの『王書』が朗誦されながら、リズムよく行われます。