2017年9月8日(中村・北川)
●リスナーより 8月18日の金曜広場について、「 風鈴は日本独特なものなのですね。」と言うお便りをいただきました。
●ラジオより
中:8月18日の放送は北川さんが芝田アナと担当していらっしゃいましたが、イランで風鈴のようなものは見たことがありませんか?
北:ないですねー。らくだとかの家畜につける鈴しか見たことはありません。
中:風鈴は英語でWindChimeといいますが、日本でも洋風の風鈴もどきのようなものがありますよね。それと同じようなものがイランにもあります。もちろん、伝統的なものではないようで、最近外国から入ってきたもののようです。私は日本から南部鉄の風鈴を持ってきて、夏にかけて使っているのですが、イランのふつうの建物は軒下がありませんよね。ですから私は、風が通りそうなところに、天井から長めのひもをつるしてそこにかけています。イランでウィンドチャイムを楽しむ人も家の中の風の通り道につるしているようですね。さて、北川さんはまさかイランにまで風鈴を持ってきているとは思いませんが、ご実家には風鈴はありました?
北:はい、今も実家には2階のベランダにつるしてあります。さすがにそういった風流なものは持ち込んでいません。男の一人暮らしですから。持ち込んでるものといえば、服と日本の食材ばかりです。
中:そうですよねー。特に日本食は必須ですよね。話を風鈴に戻しますが、ご実家の風鈴は、ガラス製でした?それとも鉄製でしたか?私は実家のも、今イランに持ってきているのも両方とも南部鉄の風鈴ですが、鉄の風鈴は音が澄んでいてきれいですよね。イランのウィンドチャイムは鉄ではなく、ステンレスかアルミのような銀色の金属であることが多いのですが、やはり音の響き具合が違います。家畜の首にぶら下げてある数も金属なのでしょうが、どちらかというとガラスの風鈴のようなカランカランという乾いた音がしますね。牧歌的な響きです。
●リスナーより
日本では陰暦で処暑が過ぎ、夏の終わりを迎えましたがまだまだ残暑の、暑い日が続いております。エアコンをつけて過ごしていますがIRIBを聞くときはラジオにノイズがのらないようにエアコンのスイッチをオフにして暑さとの戦いで受信。私のようなリスナーも多いのではないでしょうか。
●ラジオより
中:昨日は、二十四節気の「白露」で、秋の入り口ですが、テヘランは、昼間はまだ暑いですね。ただ、朝晩はクーラーがいらないくらいで、窓を開けて寝ていると肌寒さを感じます。昼も日差しは暑いですが、風はひんやりしています。夏の間記録的な猛暑だったというイラン南部は少しは涼しくなったんでしょうか。
北: 南部のブーシェフルだと、今日の時点で最高気温41度、最低気温28度、バンダルアッバースだと最高気温36度、最低気温28度ということで、夏よりは最高気温は低くなっています。とはいえ、湿気のある中で41度というのは相当の不快指数を記録しそうですね。まだまだ暑いようです。
中:そうなんですよね。同じイランといえどもイラン南部はペルシア湾に面していることから、湿度が高いんですよね。ですからテヘランでは一般的な気化熱を利用した水冷式クーラーは用をなさず、日本のようなエアコンを使っていますよね。さて、今年の夏は日本に里帰りをしていたのですが、東日本ははっきりしない天気だったそうですが、西日本はとっても暑かったですね。気温は32度くらいでも湿度が80%近くあって、体感温度は37度ということでげんなりしました。何もしなくても首や顔がべたべたするんですよね。車に乗っているときが一番涼しかったです。日本にいるとテヘランのからっとした暑さが懐かしくなります。
北:私は日本の雨が懐かしくなってます。今年の夏は2,3日夜中にぱらぱらと降っただけで、去年のように定期的に来ませんでした。また、なかなか長期で休めないので。
中:そうなんですよね。テヘランの乾燥した天気の中で過ごしていると日本の雨や湿気が懐かしくなるんですよね。テヘランにいると、皮膚がとにかく乾燥して保湿クリームが欠かせませんし、爪も乾燥しているせいかよくひびが入ったりしますよね。ですが、テヘランは洗濯物は部屋干しでもくさくなりませんし、半日で乾いてしまいます。いいとこどりができないものですかね。
●リスナーより
文化の夏、貴国は芸術を受け入れる環境作りをしていると思います。日本では書道家とか地味な存在ですが・・・。筆は日本の書道の筆と比べてどんな感じなのでしょうか。墨はインク?学校での授業の様子も教えていただけるとうれしいです。
●ラジオより
中:北川さんは、イランの書道、やってみたことや身近で見たことはありますか?
北:はい、IRIB局内にも書道の名人がいるので、見たことがあります。毛筆ではなくて、植物の葦を斜めに切ったペンを使うんです。この葦ペンの当たる角度を変えて、線の太さ細さをコントロールしていくんですよね。インクは普通のインクだったような気がしますが。どうなんでしょう。
中:イランの書道用のインクらしいですね。万年筆で使うものとは違うらしいです。ペンは葦でできていますので、使いながら書きやすいようにカッターで削って調節するようです。使っている内に短くなっていくんでしょうね。学校でも中学校あたりでは授業中に教えるそうですが、よくカリキュラムが代わりますので今はどうでしょうか。さて、この葦のペン、伝統的なものですが、さすがに今では利便性を追求して、お手軽なサインペンタイプの書道ペンが出てきているそうです。いちいちインクを付け足す必要も、ペン先を削る必要もなく、いつでもどこでも手軽にかけるそうです。日本でも筆ペンといって、洗わなくても墨が固まらないペンがありますよね。出始めのころはサインペンタイプで筆先が固まっているのでちょっと書きづらかった記憶がありますが、最近では毛を束ねたような実際の書道の筆に近いものが出てきて書きやすくなってきました。見掛けもぱっと見は、万年筆と変わらないものが多いんですよね。進歩というのはありがたいものです。