「神は完全である」とはどういう意味ですか?
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アッラー
Q:「神は完全(完璧)である」とは、一体どのような意味なのでしょうか?
A:
私たちの知識は不完全です。なぜならあることの一部は知っていても、多くのことを私たちは知りません。
私たちの力(能力)は不完全です。なぜならあることは成し遂げることが出来ても、多くのことを成し遂げることが出来ません。
私たちの視覚は不完全です。なぜならあるものを見ることは出来ても、多くのものを見ることができないし見ようともしません。
私たちの聴覚は不完全です。なぜなら一部の音を聞くことが出来ますが、多くの音(声)を聞くことが出来ないし聴こうともしません。
私たち人間は至る所で“不完全“または“(何かを)必要とする“または“不足“そして“有限“の存在です。しかし神には、これらの不足や不完全さがありません。すべての面で完全なのです。つまりすべてを知っておられ、何でも成し遂げられ、全てを見ておられ、全てを聞いておられ何者も必要とはされないし、何も必要とされないのです。
「神は完全である」とはつまり、かれには不足や欠陥がないということです。あらゆる醜い性質や、あらゆる欠陥と無縁であられ、穢れなき清浄なお方であるのです。神はあらゆる善なる性質(属性)をそなえておられ、その性質において最高のお方であります。
かれには能力があり、能力において最高峰なのです。
かれには知識があり、知識において最高峰なのです。
かれは寛大であり、寛大さにおいて最高峰なのです。
かれは親切であられ、親切さにおいて最高峰なのです。
・・・かれは完全完璧なお方であられます。
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