11月 24, 2019 00:52 Asia/Tokyo
  • カボチャ
    カボチャ

今回は、カボチャの身体への効果についてお話し致しましょう。

カボチャは、ウリ科の草本植物になる果実で、水平に伸びる長い蔓と、平らで大きな葉を持っています。花は黄色で、その実は重さ30キロになることもあります。カボチャの皮の色は、黄緑色からオレンジ色までさまざまで、実はもちろん、種、皮、そして花までも使用可能です。煮込み料理、酢漬け、ジャム、缶詰などに使われます。

カボチャはカリウムを豊富に含むため、高血圧の人に効果的です。一方で、腎臓に障害を抱えている人には適していません。また、鉄やマグネシウムの吸収もよくしてくれます。さらに、βカロチンが多く、カボチャがオレンジ色をしているのはこのためです。βカロチンは、体内でビタミンAに変わり、老化防止の作用があります。

カボチャは、食物繊維を豊富に含みます。食物繊維は、体重増加、便秘、血中のコレステロール値の上昇、糖尿病の治療に使用されます。WHO世界保健機関は、一日に30グラムの食物繊維をとるよう奨めており、この食物繊維は、穀物、野菜、イチジク、乾燥ナツメヤシ、そしてとくにカボチャから摂取することができるとしています。

カボチャの種は、食物繊維と塩分、脂溶性ビタミンA,D,Eを含んでいます。カボチャの種の脂100ミリリットルには、50ミリリットルのビタミンが含まれています。ビタミンAとEは、酸素フリーラジカルの発生を抑え、老化防止の作用があります。さらに、これらのビタミンは、動脈に脂肪がたまることで生じる血栓を防ぎます。栄養学の研究者は、ビタミンAとEは、癌を予防するという結論に達しています。また、種にはカリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、亜鉛などが含まれています。これらはどれも、心臓や動脈の疾患の予防、また高血圧の人に高い効果を発揮します。

身体への効果として、カボチャは腸の疾患、特に寄生虫を除去します。また、便秘や膀胱炎にも効果的です。カボチャの種の治療的な特性を生かすには、大さじ2から3粒の種とヨーグルトを混ぜたものを食べると、血管の詰まりを防ぐことが出来ます。また、種と小麦ふすま入りのナンと一緒に食べると、大腸癌を防ぐと言われています。カボチャのジャムは、滋養強壮、神経を強化し、カボチャの酢漬けは、食欲を増進し、消化を促進します。カボチャを煮たものは、喉や胸の不快感を抑えます。カボチャを柔らかく煮て、クリームのように顔にぬって30分間置いておくと、顔の色を明るくし、肌を美しく保ちます。

 

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