3月 25, 2021 13:39 Asia/Tokyo

レザー・アッバースィー博物館は、テヘランにある博物館で、イランでも数多くの遺物が収蔵されている美術館の一つです。

この博物館は1977年に開館し、イランの中部カーシャーン出身の画家「レザー・アッバースィー」にちなんで名付けられました。 この著名なイラン人芸術家はサファヴィー朝時代の人で、独自の作風を持つ高名な画家の1人でした。
レザー・アッバースィー博物館は3階建てで、いくつかのホールに分かれています。それらには前イスラム期、イスラム期、絵画、そして書道などのホールがあります。

前イスラム期のホール:このホールには、先史時代とイスラムが誕生する以前の遺物が収められています。

イラン西部ロレスターンの青銅器は、イランの先史美術の比類のない例であり、このホールに収蔵された遺物の大部分を占めています。このホールには他にも、アケメネス朝、パルティア朝、サーサーン朝時代に属する遺物が展示されています。その中には紀元前4、5世紀のアケメネス朝時代の黄金の皿があります。

イスラム期のホール:このホールでは、セルジューク朝、ティムール朝、サファヴィー朝時代の陶器、金属器、建築用具、宝石、織物が展示されています。また、ガージャール朝時代の筆箱や書物の表紙、油絵が施された箱が展示されています。

絵画と書道のホール:このホールでは、イランで最も古い絵画1つである15世紀ごろに制作された大モンゴル・シャーナーメ(王書)の一葉を間近に見ることができます。

最後の書道ホールでは、10世紀中ごろからガージャール朝時代に至るまでの書が展示されています。

 

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