4月 22, 2021 15:19 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや言い回しを毎回1つずつご紹介しております。

今回のことわざは、「玉ねぎの頭か根元か」です。

ペルシャ語での読み方は、Sar-e Piyaazii yaa tah-e piyaazとなります。

このことわざで言う玉ねぎの頭というのは、種として植え、花が咲く部分であり、また玉ねぎの根元とは、普段私たちが食材として使う玉ねぎを指します。このことから、玉ねぎの頭と根元以外の部分、即ち地面にまだ植わっている際に発芽して出てきた茎の部分は、何の役にも立たず、重要な部分とは関係のない部分ということになります。

このことから、この言い回しは重要な人物、関係者、当事者といった意味を指すようになりました。実際には「あの人は玉ねぎの頭か根元であるかのように他人の問題に口出ししている」、「私はこの問題については、玉ねぎの頭でも根元でもないから、私に聞かないでください」といった具合に使われます。また「玉ねぎの頭でも根元でもない」と否定形にすることで、部外者、門外漢といった意味でもよく使われています。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。

 

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