ペルシャ語ことわざ散歩(50)「あなたの言葉の間に砂糖」
10月 15, 2021 22:19 Asia/Tokyo
皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは、「あなたの言葉の間に砂糖」です。
ペルシャ語での読み方は、Shekar miyaan-e kalaametaanとなります。
この表現は、誰かが話をしている際に何か別の用件を緊急で伝えたいときなどに、相手の話をさえぎるときに、お詫びの言葉として使われ、日本語での「お話中すみません」に相当する表現です。
確かに、何らかの理由で途中で話を遮られても、砂糖や甘いお菓子を目の前に出されたら、ムッとしたくなる気持ちも思わず抑えられるかもしれませんね。
そもそもペルシャ語自体、世界に数ある言語の中でも発音が美しいことから、東洋のイタリア語またはフランス語とも評され、イラン人の間でも、「ペルシャ語は砂糖」とも言われています。
そうした甘美な言語であるペルシャ語では、さらに本日ご紹介したような面白い表現がふんだんに使われています。今後とも、ペルシャ語のこうした豊かさや醍醐味に触れていただければと思います。次回もどうぞ、お楽しみに。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ