ペルシャ語ことわざ散歩(87)「黒ヒヨコマメを求めに行かせる」
2月 18, 2022 16:30 Asia/Tokyo
皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは、「黒ヒヨコマメを求めに行かせる」です。
ペルシャ語での読み方は、Donbaal-e nokhod-e siyaah ferestaadanとなります。
この慣用表現は、あることを知られたくない、あるいは自分が何かをしているところを見られたくないため、ほかの人などをその場からうまく立ち去らせる、引き取らせるという行動を表しています。
さて、この表現に出てくる黒ヒヨコマメはヒヨコマメの1種とされますが、イランではそのまま使われることはなく、一度水に浸して1粒ずつ割り、割れ豆すなわちスプリットピーの形として販売されることがほとんどです。つまり、その前の段階である黒ヒヨコマメの状態で売っているお店などはまずありえず、いくら探しても見つからないため、そのようなものを買いに行かせた場合、当分は帰ってこないということになります。
このことから、この表現は、一般的には売られていない品物を買い求めに行かせることで、その場にいられると都合が悪い人、または自分たちがこれからあることをしようとしている際に、それを見聞きされたくない人にうまくその場を外してもらう、と言う意味で使われるようになりました。
ペルシャ語のことわざや慣用表現には、このように食材を使ったものも数多く見られます。これからもそうした面白いペルシャ語の表現をご紹介してまいります。どうぞ、お楽しみに。
タグ

