Pars Today
イスラム教の預言者ムハンマドの孫で、シーア派3代目イマームのフセインは生前こう語りました。「私は陰謀や不正、圧制に立ち向かって蜂起したのではない。父祖たち(=ムハンマドの家系)の共同体の改革のために立ち上がったのだ」
過去40年間において、宗教に関する世界レベルでの調査研究は、それまでと比べてより多く注目・歓迎され、徐々に多くの潮流や派閥を有するようになってきました。
ある研究者の話によると、人間は自分が何かしらの害悪を被った際には、神だけが物事の決定者であることに気づき、神に助けを求めるものの、順境にあって恵まれている状態においては、神以外の事物にも役割があると思い込み、あらゆる事象の関係や創造世界の管理が神の手だけに握られていることを忘れてしまうといいます。
神と人間をつなぐものは、神が人間の内面に宿した愛です。なぜなら神は人間が神と対話することを好み、そのために人間を創り出したからです。
1979年のイスラム革命を指導し、現在のイラン・イスラム共和国を築いたイマーム・ホメイニー師(1902~1989)は、時代や場所のニーズに応じた新しい社会統治のあり方を提示しました。
イスラム教シーア派第6代イマーム・サーデグは、「神の恵みを忘れない者に幸あれ。神のために他者を愛しむ者に幸あれ」と語りました。
13世紀のイラン詩人モウラーナー(ルーミー)は、イスラム教の預言者ムハンマドの説話を引いて、「人は他人の欠点は明朗に語るが、自分の欠点には気づかない」と語りました。
シーア派8代目イマーム・レザーは、アッバース朝第7代カリフのマアムーンへ宛てた手紙の中で、「神の友人たちと友情を結ぶことは責務である。また、神の友人たちの敵やその指導者らを嫌い、敵意を持つことも責務である」としました。
イスラム教の聖典・コーランは、ミデヤン人とその街が滅んだのは「量を減らして物を売った」ことが原因だったと説明し、この行為を、全114章のうち6つの章において非難しています。
ブラジル・サンパウロで今月、「イスラム:対話と生の宗教」と題するシンポジウムが開かれ、イランの世界アフルルバイト協会のレザー・ラマザーニー事務局長が特別ゲストとして出席しました。