北朝鮮の専門家「小さな衝突が核戦争に」、日米韓の演習めぐり
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北朝鮮の国際政策研究学会職員イ・ジソン氏が、米韓共同演習で「米国の核戦略兵器」が配備されたなら、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)当局はそれに対抗した報復措置を講じるだろう」としました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 12, 2022 18:56 Asia/Tokyo
  • 小さな衝突が核戦争に
    小さな衝突が核戦争に

北朝鮮の国際政策研究学会職員イ・ジソン氏が、米韓共同演習で「米国の核戦略兵器」が配備されたなら、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)当局はそれに対抗した報復措置を講じるだろう」としました。

北朝鮮外務省のサイトに掲載されたこの記事において、同氏は、6月末に行われた米太平洋艦隊司令官の日韓訪問をはじめ、日米韓政府の3国安全保障協力に関する議論に注目し、こうした取り組みを「米国政府とその手下の無謀な策謀」と指摘しています。

また、「最終的に米国の戦略的核設備が結集されている朝鮮半島やその周辺で大規模な合同軍事演習が進められた場合、それはわが国の報復を誘発することになる。そして、小さな偶発的な衝突でさえ、核戦争に容易にエスカレートさせる状況が生じるおそれがある」と述べています。

ここで言う「戦略的設備」とは、通常、空母や原子力潜水艦、核兵器の搭載が可能な航空機のことを意味しています。

北朝鮮は10日日曜午後、数発の飛翔体と思われるものを発射しました。

北朝鮮のこの行動を受け、韓国は国家安全保障会議を実施し、北朝鮮のこの行動に懸念を示した後、対米軍事協力の維持を明らかにしています。

これに先立ち、韓国のユン・ソクヨル現大統領とジョー・バイデン現米大統領の5月の会談では、韓米軍事演習の再開が決定されています。

韓国と米国の両軍は来月22日から9月1日までコンピューターシミュレーション方式のCCPT合同指揮所訓練を実施する予定だということです。

また先週、米国は挑発的な行動を続け、合同演習の実施という名目で韓国に6機のF-35戦闘機を派遣しました。

一方、北朝鮮はこうした軍事協力や朝鮮半島における米軍の駐留を、自国の軍事力増強に向けた行動の主要な理由だとしています。

西側諸国および、朝鮮半島地域で西側に追随する諸国は、防衛力の強化に向けた一連の行動を理由とし、北朝鮮にもっとも厳しい制裁を行使しています。

韓国はムンジェイン前大統領時代、北朝鮮との外交促進のために大規模な軍事演習の実施を控えていました。

 


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