国連が、アフガニスタンに緊急資金援助
9月 10, 2022 20:54 Asia/Tokyo
OCHA・国連人道問題調整事務所は、アフガニスタン国民に向けた総額9億ドル規模の緊急援助計画を開始したと発表しました。
アフガニスタンは現在、20年に及んだアメリカによる占領に端を発する人道、経済、食糧危機に見舞われています。
アメリカは20年間、アフガニスタンを占領し、その経済・衛生基盤を破壊した後、昨年8月、同国から軍を撤退させました。その後、タリバンがアフガニスタンの政権を握ると、アメリカは自国内にあるアフガ二スタン国民の資産およそ100億ドルを凍結・接収し、アフガニスタンに制裁を科し、人々の状況をより深刻にしています。
アフガニスタン・シャファクナー通信によりますと、OCHA・国連人道問題調整事務所は10日土曜、報告を発表し、OCHAによるアフガン支援は食糧安全保障、衛生、教育分野に充てられ、タリバンはこの援助資金にアクセスできないとしています。
WFP・世界食糧計画もアフガニスタンの現状について警告し、同国の経済危機は、人々の雇用や収入、生活資金を奪っており、世界各国からの支援が必要だとしています。
9日にも国連が、アフガン国民2500万人が緊急支援を必要としていると表明しました。
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