元駐北京イラン大使、「上海協力機構内の通貨統一は、制裁の影響を軽減」
9月 17, 2022 17:21 Asia/Tokyo
マンスーリー元駐北京イラン大使が、SCO上海協力機構の加盟国間の統一通貨の設定に関するイランの提案の承認により、銀行・金融制裁の影響を軽減することになるだろう、としました。
16日金曜、ウズベキスタン・サマルカンドで開催された第22回SCO首脳会合で、同組織へのイランの正式加盟が承認されました。これにより、SCOの加盟国はイラン、インド、カザフスタン、中国、キルギス、パキスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンとなっています。
マンスーリー元イラン大使は17日土曜、イルナー通信のインタビューに応じ、「上海協力機構は、その加盟国の総人口、地政学的、経済的状況により、影響力が非常に高い地域・国際組織であり、また、国連常任理事国である中国とロシアが加盟していることから、この組織はさらに重要性を増している」と述べました。
また、「過去1年間のイランとSCO加盟国の貿易は30%増加している。同加盟国間の統一通貨の設定というイランの提案も検討されており、それが承認されれば、銀行・金融制裁やスイフトからの排除による影響が軽減されるだろう」と述べました。
さらに、「SCO加盟国の大半が急速に振興している国であることから、アフリカ諸国や南米諸国、さらには一部ヨーロッパ諸国に対するこの組織の影響は大規模なものとなるだろう」と語っています。
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