朝鮮半島沖で米韓合同軍事演習が開始
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米韓合同軍事演習
米韓両国は26日、朝鮮半島沖で5年ぶりに4日間の合同軍事演習を開始しました。
韓国の人々は、国内で多くの問題を引き起こした米軍の駐留に抗議し、自国からの米軍撤退を要求しました。
韓国国民の抗議により、韓国と米国の間のいくつかの合同演習が取りやめとなっています。
AP通信によりますと、韓国海軍は声明で、「今回の4日間の演習 (今月26~29日まで) は、これら 2 つの同盟国 (韓国と米国) の強さと、両国の共同海軍作戦の実施能力を実証することを目的としている」と発表しました。 .
この声明によると、USSロナルド・レーガン空母と韓国とアメリカの駆逐艦を含む20隻以上のアメリカと韓国の海軍艦艇がこれらの演習に動員されました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、今回の軍事演習には原子力空母「ロナルド・レーガン」が率いる米の空母グループが演習に参加しているほか、ミサイル巡洋艦「チャンセラーズヒル」と駆逐艦「バリー」、または原子力潜水艦「アナポリス」も演習に参加する予定で、対艦・対潜作戦、戦術機動などの演習が行われるということです。
韓国国防省によると、今回の演習は、朝鮮半島の近くでの実施されるものとしては2017年以来初の米空母の合同演習です。
また、「北朝鮮が核実験や潜水艦からの弾道ミサイル発射などの挑発的な行動をとるという憶測が続く中」、米韓両国が安全保障協力を強化する中で始まったことになります。
これに先立ち、メディアは情報筋を引用し、「空母の到着は、韓米同盟の信頼性と、北朝鮮の核とミサイルの脅威を抑止する用意があることを示すことを目的としている」と報じていました。
米国と韓国は、9月16日にワシントンで開催された抑止戦略に関する諮問グループの会合で、軍事を含むあらゆる可能なメカニズムを使用して北朝鮮の政策に反対し続けることを強調しました。
これより前、原子力空母「ロナルド・レーガン」を含む空母打撃群が韓国南部の釜山作戦基地に入港したと報じられていました。
なお、「ロナルド・レーガン」は今月12日に日本の横須賀港から出港しています。
こうした動向に対し、北朝鮮はアメリカの脅威と敵意が危険な段階に達したとしています。
北朝鮮は、米軍の駐留と朝鮮半島での演習の実施がこの地域の緊張を高めている原因であると考えており、この地域からのアメリカの撤退および、これらの演習の中止を常に求めています。



