10月 29, 2022 14:28 Asia/Tokyo

フィリピン南部が豪雨に見舞われ、土砂崩れや洪水で少なくとも72人が死亡しました。

フランス通信がフィリピン民間防衛局の発表として報じたところによりますと、台風22号(アジア名:ナルガエ)に見舞われたフィリピンで、鉄砲水と土砂崩れによる死者は、現地時間29日土曜午前中までに少なくとも72人に上ったほか、行方不明者は14人になっています。

フィリピン南部は今月27日から台風接近に伴う豪雨の影響で、ミンダナオ島の農村部を中心に浸水被害が広がっています。また土砂災害や洪水により、一部地域では一家でがれきと共に流される事例も発生しています。

特にミンダナオ島コタバト近郊の9つの町で洪水が起き、木や岩、土砂が押し流されました。

州政府の防災当局は、「未明に水位が突然上がったため、住民の多くは不意打ちを受けた状態だった」と説明しています。

さらに、遠隔地の山の麓の村が土砂崩れで埋まったとの通報もあり、救助隊が向かっているということです。

フィリピン気象局の発表では、台風22号は29日未明、人口の少ないカタンドゥアネス島に上陸した後、ルソン島を最大風速26メートルで直撃しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ