北朝鮮、米の対ウクライナ戦車供与を非難
(last modified Sat, 28 Jan 2023 06:49:28 GMT )
1月 28, 2023 15:49 Asia/Tokyo

北朝鮮が、アメリカによるウクライナ向け戦車供与を非難しました。

ロイター通信によりますと、 北朝鮮は28日土曜、米国政府がウクライナへ主力戦車「エイブラムス」の供与を決めたことを非難し、米国が代理戦争によって覇権を獲得するため「レッドライン(越えてはならない一線)をさらに越えようとしている」と主張しました。

また、北朝鮮国営のKCNA朝鮮中央通信によりますと、キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記の妹、キム・ヨジョン氏は声明で、北朝鮮は米国に対抗してロシアと「同じ塹壕に立つ」、と発言しています。

キム・ヨジョン氏はさらに、「米国がウクライナに地上戦用の軍備を提供し、戦況をエスカレートさせていることに深刻な懸念を表明する」と述べました。

バイデン米大統領が今回、ウクライナに対する「エイブラムス」31両の供与を発表したのは、ドイツが今月25日に同国製戦車「レオパルト2」のウクライナ供与を発表した後のことです。

米独の決定は、西側諸国によるウクライナ支援のタブーの1つを取り払った格好となっています。

アメリカを筆頭とする西側諸国が、ウクライナ戦争でウクライナ側に加担していることは、皮肉にもこの戦争の長期化を招いています。

米英を初めとする西側諸国はウクライナにおけるロシアの特殊軍事作戦の開始以来、ロシアへの圧力の強化やウクライナへの武器供与により、ウクライナでの戦火を煽っています。

 




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