タリバン政権「ＩＳＩＳは、一部の国による対タリバン圧力行使の口実」

アフガニスタン・タリバン政権のムジャヒド報道官は、同国におけるテロ組織ＩＳＩＳの脅威は宣伝上のものだとし、「一部の国が、このテロ組織を、タリバンへの圧力行使の口実にしている」と語りました。

タスニム通信によりますと、ムジャヒド報道官は、アフガニスタンにおけるＩＳＩＳの活動に対する一部の国の懸念表明は宣伝的なものであると指摘し、これらの国が、アフガンでのＩＳＩＳの活動について誇張し、それをタリバン政権に対して利用しようとしているとして非難しました。

ムジャヒド報道官は、アフガン国営テレビのインタビューに応じ、ＩＳＩＳの攻撃について、「ＩＳＩＳ勢力は、巧みに民衆の混乱を悪用しようとしている」と述べました。

同報道官はこれ以前にも、アフガニスタンにおけるＩＳＩＳの存在に対する一部懸念について、「アフガニスタン全域は治安部隊の管轄下にある。我が国の領土から他国を脅かし、混乱を生じさせるよなことは誰にも許さない」と強調していました。

こうした中、米中央軍司令部は、しばらく前、ＩＳＩＳは今年夏の初めごろ、アフガニスタン領内から他国を攻撃することができるだろうとの主張を提起していました。
 

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。