日本と韓国が2+2安全保障対話開催、2018年以来
(last modified Mon, 17 Apr 2023 09:30:25 GMT )
4月 17, 2023 18:30 Asia/Tokyo
  • 日本と韓国が2+2安全保障対話開催
    日本と韓国が2+2安全保障対話開催

日本と韓国が17日、外交・安全保障分野の局長級による「第12回日韓安全保障対話」を韓国ソウルで開催しました。

日本の外務省によりますと、今回の対話で両国は日韓を取り巻く戦略環境について意見交換を行い、両国の安全保障・防衛政策について相互理解を深めたということです。

また、北朝鮮への対応やインド太平洋における協力を含む、日韓、日米韓の強化について意見を交わしました。

日韓は両国の安保・防衛協力の強化に向けて緊密に意思疎通していくことで一致しました。

この対話は、3月に行われた日韓首脳会談での合意に基づき、5年ぶりの開催となっています。

日本側からは、船越健裕外務省アジア大洋州局長と安藤敦史防衛省防衛政策局次長が、韓国側からは、ソ・ミンジョン外務省アジア太平洋局長とウ・ギョンソク国防省国際政策次長が出席しました。

日韓安全保障対話は1998年にソウルで初めて開催され、その後は両国間で開催されていましたが、「元徴用工」問題をめぐり日韓関係がこじれ、2018年を最後に開かれていませんでした。

 

ユン・ソクヨル韓国大統領と日本の岸田首相

 

2023年3月6日、韓国政府は「元徴用工問題」の解決策を発表するとともに、同月16日には、ユン・ソクヨル韓国大統領と日本の岸田首相が東京で首脳会談を行いました。

なお、岸田首相はこの会談後の記者会見で、「日韓関係について、多岐にわたる分野で政府間の意思疎通を活性化していくことで一致した」と述べた他、「日韓安全保障対話」や「日韓次官戦略対話」、またハイレベルの日韓中プロセスを早期に再開することを明らかにしています。

 


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