4月 19, 2023 19:44 Asia/Tokyo

タイで、中国から貸与されていたパンダが死亡しました。

フランス通信によりますと、タイのチェンマイ動物園は19日水曜、中国から貸与されていた雌のパンダ、リン・フイが死んだと発表しました。

リン・フイは21歳だったとされ、24時間生放送の配信を通じて人気を集めていました。

リン・フイは中国の「パンダ外交」の一環で、チュアン・チュアンとともにタイにやってきた後、2009年には人工授精でリン・ピンを出産しました。

これによりタイ国内のパンダ人気が加速し、09~12年には、飼育舎内の様子を24時間生放送する「パンダ・チャンネル」が配信され、パンダ好きの人々を魅了しました。

チェンマイ動物園によりますと、リン・フイは今年10月に中国に返還される予定でしたが、18日火曜夜に危篤状態となり、19日に心臓発作で死亡しました。

チュアン・チュアンは2009年に死んでおり、これでタイにいるパンダは残り2頭となっています。

これについて、中国外務省の汪文斌報道官は会見で、リン・フイを救えなかったことは極めて残念だと述べ、「ただちに専門家チームを立ち上げ、タイへ向かわせる」と表明しました。


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