韓国外務省;日本から処理水情報受け分析中、「協議続ける」
May 04, 2023 19:43 Asia/Tokyo
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日本の福島原発
韓国外務省が、「日本の福島原発の処理水の情報を受け取り、分析中であり、今後も日本との協議を続ける」との意向を明らかにしました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国外務省の当局者は4日木曜、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出問題と絡み、日韓両国による独自検証が外交当局間で協議されているのかを問う質問に対し、「日本側に処理水排出に関連する情報を要請し、資料を受け取り、検討と分析を続けている」とし、「今後も科学的かつ技術的な側面から日本と協議を通じて分析を続けていく」と述べました。
韓国政府はIAEA国際原子力機関の調査とは別に日本から関連資料を受け取って分析を進めています。
IAEAは日本側の計画が国際基準に合致するかを検討し、安全性を検証するためのタスクフォース(TF)を構成しており、同TFには韓国を含む11カ国・地域の専門家やIAEA職員が含まれています。
IAEAの検証とは別に、日韓両国は同問題と関連し、2国間レベルの局長級協議も実施してきました。
一方で、韓国政府は両国レベルの共同科学調査も必要との認識を示しています。
なお、岸田文雄首相の韓国訪問に合わせて今月7日に開催される日韓首脳会談で同問題が扱われる可能性も指摘されています。
岸田首相が同問題を巡り、日刊間の協議や調査について進展したメッセージを出せば、両国間の信頼構築に役立つとの見方も出ています。
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