アフガニスタンで米軍撤退終了日が祝日に
6月 18, 2023 17:05 Asia/Tokyo
アフガニスタンが、米軍が自国から撤退した8月30日を祝日としてこの記念日を祝おうとしています。
アフガニスタンでは2021年、米軍が約20年にわたる駐留で同国のインフラをほぼすべて破壊した後に撤退しました。大半のアフガニスタンの人々は、自国に残された欠落、未来への懸念、情勢不安にもかかわらず、米軍による占領の終了に満足しています。
アフガニスタンで現在権力を掌握しているタリバン政権はこのほど、今年から8月30日を米軍のアフガニスタン完全撤退日として祝日にすると発表しました。
米軍およびその同盟諸国軍の撤退は、2021年7月30日から始められ、8月30日に最後の米軍部隊がアフガニスタンを去ったことで、20年にわたるこの占領は終わりを告げました。
米軍は表面上、タリバンを含めたアフガニスタン各勢力とアメリカ当局者が結んだ合意により撤退しました。しかし、多くの専門家は、米軍およびその同盟諸国軍の撤退を「計画性のない」行動だったとして、撤退後に起きたアフガニスタン国内での混乱は米政府にその責任があると指摘しています。