韓国で、福島第一原発の処理水放出への抗議続く

韓国・ソウルで、福島第一原発の処理水放出をめぐって日本政府や放出方法に市民団体が抗議しました。

日本政府が、福島第一原発の処理水（汚染水）の海洋放出を決定したことは、国内の漁協関係者のみならず、近隣諸国や太平洋上の島嶼国、さらには国際社会にも深い疑念をもたらしました。

中国メディアによりますと、韓国・ソウルでは、この処理水放出に対して市民らが抗議デモを行いました。このデモは5月以降で5回目となります。

デモでは、日本の処理水放出に対し韓国政府が受け身の姿勢であることに不満が示されました。

デモの参加者らは、今月4日にIAEA・国際原子力機関が出した報告書は、処理水放出の日本以外への影響を考慮しておらず、放出を正当化するものにはならないと訴えました。

こうした中、韓国の世論調査では食糧の安全性への不安が高まっているほか、食塩の価格が8割高騰するとの見方も出ています。

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