中国で、日本の海産物の放射能検査が始まる
(last modified Wed, 19 Jul 2023 11:36:14 GMT )
7月 19, 2023 20:36 Asia/Tokyo
  • 日本の海産物の放射能検査
    日本の海産物の放射能検査

中国は、日本からの輸入海産物に対する放射能検査を始めました。

中国政府は今月初め、日本から輸入される海産物の放射能検査を実施することを決めました。

この決定により、食料品が税関に長期間留め置かれることになり、中国国内のビジネスにおいて日本からの海産物輸入が縮小しました。

イルナー通信によりますと、中国の情報筋は、日本からの輸入海産物を対象に放射能検査を開始したと明かしました。

日本政府と東京電力は、福島第一原発の処理水を今夏中に海洋放出する意向ですが、中国政府はこれに厳しく反対しています。

 

日本の海産物

 

中国税関は今月7日、この問題について慎重さと聡明さをもって対応にあたるとし、あらゆる必要な措置を適切な時期に、状況の進展具合に合わせて実施していくとした声明を発表しました。

今回の放射能検査は、その声明発表からほどなくして始まりました。この検査は、税関内に保管された冷蔵・冷凍食品を対象に行われ、それぞれ2週間から1ヶ月ほどかかります。情報筋によると、食品の放射能検査はこれまで日本国内でのみ行われており、中国国内での検査は初めてのケースとなります。

2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故後、中国は福島県およびその他9都県産の食料品を輸入禁止としました。処理水の海洋放出が始まれば、この措置がさらに厳しくなる可能性があります。

上海のある飲食店では、日本産の代わりにスペイン産のマグロを使用しています。この店は、17日から日本の海産物の輸入をやめ、代替品を模索しているということです。

 


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