8月 12, 2023 20:29 Asia/Tokyo
  • 中国の王毅外相とシンガポールのリー・シェンロン首相
    中国の王毅外相とシンガポールのリー・シェンロン首相

中国はフィリピンに対し、両国間の緊張緩和に協力するよう求めました。

この中国の要請の背景には、同国とフィリピンが現在、南シナ海でフィリピンが軍事拠点として機能させている軍艦をめぐり緊張が高まっている状況があります。

中国側は、フィリピンとの見解相違を二国間協議により解決したい意向を繰り返し表明し、フィリピン側が過去の合意に従うことを期待しています(合意についての詳細は不明なので、この部分はカットした方がいいかもしれません)。

中国の新華社通信が12日土曜、報じたところによりますと、10日からから11日にかけてシンガポール・マレーシアを歴訪していた中国の王毅外相は、南シナ海の緊張を緩和させる効果的解決策のために中国と協力するよう、フィリピンに求めました。

フィリピンは1999年、南シナ海・南沙諸島の一部でのアユンギン礁の領有権を主張するため、第二次世界大戦中に米が建造しその後フィリピンに渡った軍艦「シエラマドレ号」を意図的に軍艦を座礁させて、海兵隊員らを常駐させる拠点としました。

この場所をめぐっては、国連海洋法条約に基づいて設立された仲裁廷が2016年、フィリピン側の主張をほぼ全面的に認める判断を下しましたが、中国側はこれを「中身のない違法なもので、無効である」と批判していました。

 


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