アルメニア首相、「アゼルバイジャンとの和平に向けた用意あり」
(last modified Thu, 05 Oct 2023 08:58:15 GMT )
10月 05, 2023 17:58 Asia/Tokyo
  • アルメニアのパシニャン首相
    アルメニアのパシニャン首相

アルメニアのパシニャン首相がナゴルノ・カラバフ地域の情勢を受け、アゼルバイジャン共和国と和平を結ぶ用意があると発表しました。

ロシア・タス通信によりますと、アルメニアのパシニャン首相は4日水曜、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と和平条約を結ぶ用意があると表明しました。

また、ロシア・リアノーボスチ通信はパシニャン首相の発言として、自らの辞任が国の助けになるなら辞任する用意があると表明したと報じました。

ナゴルノ・カラバフの地元行政府は数日前、ナゴルノ・カラバフ共和国の解散を発表し、アゼルバイジャン共和国軍がこの地域に展開しました。


ナゴルノ・カラバフ地域は、国際的にはアゼルバイジャン領として認知されています。アルメニア本国政府は、ナゴルノ・カラバフ地域の約12万人のアルメニア系住民がこの地域を離れてアルメニアに入国したと発表しました。

2020年にはアルメニアとアゼルバイジャンの間で第二次ナゴルノ・カラバフ紛争が発生しました。この時はロシアの仲介による停戦合意で終結した後、3000~6000人のロシア平和維持軍が同地域に配備され、当事者間の停戦確立への試みが始まりました。しかし、この期間中にもこの停戦は両国により何度も違反されていました。

 


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