韓国で、日本製品の輸入減少幅が再び拡大
May 24, 2020 20:34 Asia/Tokyo
日本政府による昨年7月の対韓輸出規制強化を受けて韓国で広がった日本製品の不買運動が、依然として「現在進行形」であることが分かりました。
韓国のヨンハプ通信によりますと、同国では日本製消費財の輸入額が、たばこ、自動車を中心に先月も大幅に減少しています。
韓国関税庁が24日発表した集計によると、4月の日本製消費財の輸入額は前年同月比37.2%減の2億4962万6000ドル(約270億円)だった。消費財全体の輸入額は同9.5%減で、日本製品の減少が際立っています。
日本製消費財の輸入減少幅は今年1月に35.9%減、2月に14.9%減、3月に17.7%減と鈍化してきましたが、4月に再び30%台に拡大しました。不買運動に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少が響いたと見られます。
4月の自動車輸入額に占める日本車の割合も2月の10.6%から4月は5.5%に低下しました。そのほか、日本製品はゴルフクラブ(48.8%減)、化粧品(43.3%減)、バイク(53.4%減)、ボールペン(51.0%減)、玩具(47.6%減)、釣り用品(37.8%減)などの輸入額も落ち込んでいます。
新型コロナ感染拡大を受けて韓日両政府がそれぞれ打ち出した入国制限措置により、現在は人的交流も事実上ストップした状態です。5月1~10日に日本を訪れた韓国人は63人、韓国を訪問した日本人は143人にとどまっています。
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