国連が、香港での抗議デモの拡大を懸念
May 30, 2020 12:34 Asia/Tokyo
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香港での抗議デモ
国際連合が、香港への「国家安全法」の導入について中国の全国人民代表大会(全人代)で採択が行われたことから香港で抗議デモが拡大することを危惧し、市民の平和的集会を許可することを呼びかけています。

ロシアのスプートニク通信によりますと、国連人権高等弁務官事務所のルパート・コルヴィル報道官は29日金曜のブリーフィングで、香港での抗議デモの拡大への懸念を発表しました。
コルヴィル報道官は、「国連人権高等弁務官事務所は、昨日、中国の全国人民代表大会で香港特別行政区における国家安全法が採択されたことを注視した。私たちは、香港市民の人権と自由に対する法律の潜在的な影響という観点からこの決定の評価を行う。その際、私たちは、近い将来の緊張状況の激化を危惧することから、自由と人権を訴える平和的行動や今後予定される安全な集会を保障することを当局に呼びかける」と述べました。
28日木曜、全人代は、香港「国家安全法」制定の方針を採択しました。同法にもとづき、関連法案は、香港議会からの参加なしに全人代の常務委員会で検討が行われ、基本法に含まれることになります。この検討は、おそらく2020年8月には実施されると見られています。
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