韓国が、北朝鮮による約20カ所の宣伝用拡声器再設置への対処に苦慮
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韓国軍当局は、北朝鮮軍による南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)付近への宣伝放送用の拡声器の再設置を受け、対応に苦慮している。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
6月 23, 2020 19:27 Asia/Tokyo
  • 宣伝用拡声器再設置
    宣伝用拡声器再設置

韓国軍当局は、北朝鮮軍による南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)付近への宣伝放送用の拡声器の再設置を受け、対応に苦慮している。

韓国・ヨンハプ通信が、ソウルから報じたところによりますと、南北朝鮮は2018年4月の首脳会談での「板門店宣言」に基づき、拡声器を含む宣伝放送施設を撤去したが、北朝鮮は今月21日からこれらの再設置を進めています。

しかし、これに対抗して拡声器を設置すれば、韓国側も板門店宣言に違反することになります。

韓国政府の消息筋によると、北朝鮮軍はDMZの東・西・中部の前線一帯の約20カ所に拡声器を設置しており、今後さらに約20カ所に拡声器を設置するとみられますが、まだ宣伝放送は行っていない模様です。

韓国国防省の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は23日火曜、定例記者会見し、「北が南北関係の発展と朝鮮半島の平和維持のため南北が傾けてきた努力と成果を台無しにする措置を行動に移す場合、代価を支払うことになる」と警告し、「必要な措置は十分に取る」として相応の措置を取る方針を示唆しました。

韓国の政府関係者は「我々にも様々なシナリオがある。徹底的に準備している」としています。

北朝鮮が対韓国ビラ散布すると予告し、拡声器を再設置していることについて、韓国統一部の当局者は同日、「板門店宣言の合意が破られようとする状況は非常に残念だ。非生産的な敵対行為をすぐに中断し、朝鮮半島の平和増進に向け南北が膝を交えるべきだ」としました。

同当局者は「北が拡声器による放送を始めるなら、政府は深く遺憾に思う」と述べた。

 

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