日韓局長が電話協議 世界遺産「軍艦島」等の展示巡り、韓国側が遺憾の意
6月 24, 2020 17:41 Asia/Tokyo
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韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長(左)と日本外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長
韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長は24日水曜、日本外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長と電話で協議しました。
韓国ヨンハプ通信がソウルから伝えたところによりますと、金局長は朝鮮半島出身者の強制労働が行われた長崎市の端島炭坑(軍艦島)などを含む「明治日本の産業革命遺産」(23施設)が世界遺産に登録された際に日本政府が約束した措置が履行されていないと指摘し、滝崎局長に強い遺憾と抗議の意を伝え、是正を求めました。
日本は犠牲者を記憶にとどめるための措置として情報センターを設置する方針を明らかにしていましたが、今月15日に一般公開された「産業遺産情報センター」(東京都新宿区)の軍艦島に関する展示には強制徴用の事実を否定するような内容が紹介されています。
これに対し、滝崎氏は日本側の立場を説明しました。
両氏は日本の対韓輸出規制強化、強制徴用訴訟問題などについても議論しました。
一方、共同通信によりますと、日本側は、この電話協議で世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の登録取り消しを求める韓国の立場に反論したということです。
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