米国が、中国共産党幹部の入国を制限 香港問題を巡り
(last modified Sat, 27 Jun 2020 05:09:35 GMT )
6月 27, 2020 14:09 Asia/Tokyo
  • 米国が、中国共産党幹部の入国を制限 香港問題を巡り
    米国が、中国共産党幹部の入国を制限 香港問題を巡り

米国が、「香港の自治を破壊し、人権を侵害した」ことを理由として、中国共産党の幹部らを対象に入国規制を導入しました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、ポンペオ米国務長官は 26日金曜の記者会見でこの措置を明らかにしました。

香港の自治権については1984年の英中共同宣言で明記されており、トランプ政権は香港の自治権破壊に加え、香港市民の人権侵害に責任ある中国共産党の幹部や元幹部らを対象に入国規制を導入しました。

今回の制裁では共産党幹部らの親族も同じく対象に含まれる見通しです。ポンペオ国務長官は制裁の対象となる具体的な個人の氏名については公表しませんでした。

ポンペオ国務長官は会見の中で、追加制裁について「香港の自由を略奪した中国共産党幹部の責任者らを罰するというトランプ大統領の約束を実行に移すもの」と説明しています。

在米中国大使館はこの追加規制を受けて声明を発表し、「自らの過ちを即座に修正し、中国の国内事情に対する干渉を中止」するよう米国側に要請しました。

米国政府は、中国政府がチベットや新疆ウイグル自治区で宗教的少数派を弾圧しているほか、国家安全法案が香港の高度な自治権を制限するものとして批判しています。

これに対し、中国政府は内政干渉にあたるとして反発を強めています。

 

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