米中関係
米国が南シナ海に空母2隻を派遣
7月 04, 2020 19:27 Asia/Tokyo
米国は南シナ海に原子力空母「ロナルド・レーガン」および「ニミッツ」の2隻を中心とする打撃群を派遣しました。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによりますと、南シナ海では現在、中国海軍が演習中です。
これより前、中国は7月1日から5日の日程で南シナ海パラセル(西砂)諸島において軍事演習を行う旨を発表していました。同諸島は中国が全域支配していますが、台湾とベトナムも領有権を主張しています。
空母「ロナルド・レーガン」打撃群のジョージ・ウィコフ司令官は同紙の取材に応じ、「目的はパートナー国や同盟国に対し、我々が地域安全と安定に努めているという明確なシグナルを示すこと」と語りました。
同司令官はまた、「中国の軍事的自信過剰が増すことで、米海軍のプレゼンスが正当化される」と付け加えました。
2日木曜、米国防総省は中国の演習に懸念を表明しており、同省は声明の中で、領有権をめぐり紛争地域である南シナ海における軍事演習は「当地域における緊張緩和と安定維持に向けた努力に反する」と指摘しています。
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