米が、香港での選挙延期に抗議
8月 01, 2020 20:45 Asia/Tokyo
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キャリー・ラム行政長官
トランプ米大統領が今秋のアメリカ大統領選の延期を要請した1日後、矛盾した干渉的な措置に出て、アメリカ政府は新型コロナウイルス感染対策を理由とした、香港での選挙延期を非難しました。
アメリカ大統領府は声明を発表し、新型コロナウイルス感染対策を銘打った、香港のキャリー・ラム行政長官による同地での選挙延期を非難しました。
ホワイトハウス報道官は、香港の今回の措置を、香港での民主主義や自由を弱体化させるものだと批判しています。
イギリス外務省報道官も、中国への内政干渉の延長として、「中国は速やかに香港の自治尊重や自由選挙の開催、香港市民や国際社会に保障された自由を約束すべきだ」と主張しました。
キャリー・ラム行政長官は、新型コロナウイルス感染拡大防止を理由に選挙を延期することを明らかにしました。
中国政府は、現状に鑑みて国民の健康を守るという香港政府の立場を支持するとしています。
香港では、これまでに3151人が新型コロナウイルスに感染し、このうち25人が死亡しています。
香港は、1842年から1997年までイギリスの植民地支配下に置かれていましたが、1997年に中国に返還されました。
中国の政府関係者は、香港問題に関するアメリカの政府関係者の内政干渉的な立場に抗議しています。
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