中国政府が自国銀行に要請 SWIFTから乖離へ
8月 10, 2020 13:58 Asia/Tokyo
-
中国政府が自国銀行に要請 SWIFTから乖離へ
中国政府は自国の銀行に対し、SWIFT(国際銀行間通信協会)システムを離れるよう求めました。
イルナー通信によりますと、中国と米国の間の緊張の高まりや、香港の当局者に対する米の制裁行使を受け、中国政府は自国の銀行に対しSWIFT銀行取引システムではなく、中国の代替システムを使用するよう求めました。
中国の中央銀行である中国人民銀行は9日日曜、声明の中で、米国が規制と制裁を承認すれば、中国と香港の当局者にサービスを提供する銀行が標的となりかねず、これら銀行は制裁対象となるだろうと表明しました。
この報道によりますと、ベルギーに拠点を置くSWIFTシステムは、アメリカによるドル建て払いを管理しています。
中国人民銀行の要請に基づき、今後中国の銀行は、米国が入手できる中国の金融取引データが少なくなるよう、自国の人民元為替と関連システムを使用しなけれななりません。
中国は2015年、銀行間および国境を越えた支払いシステム・「CIPSクロスボーダー人民元決済システム」を導入し、支払いを人民元で決済するこのシステムを採用しています。
現在、ほぼ100の国と地域が中国人民元での銀行支払いシステムに参加、協力しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ