パキスタンで、シーア派3代目イマーム追悼行事
パキスタンで、シーア派3代目イマームホサインの殉教40日忌にちなんだ追悼行事・アルバイン(アラビア語で40の意)が盛大に開催されました。
イルナー通信によりますと、パキスタンではこのシーア派のイマーム・宗教指導者とその教友らの殉教40日忌にちなんで8日木曜、シーア派を中心としたイスラム教徒ら数百万人が、首都イスラマバードやラホール、カラチを含む国内各都市で街頭に繰り出し、イスラムの団結を顕示するとともに、今年は新型コロナウイルスの影響でこの日独特の徒歩での行事に参加できないことを惜しみました。
新型コロナウイルスのパンデミックにより一連の制限が課され、イマームホサインを慕うパキスタン人も、イランやイラクへ渡航して、それらの国にあるシーア派聖地でこの儀式特有の徒歩での大行進に参加できないことから、今年のアルバインの追悼儀式は例年にはない独自の様相を呈しています。
このため、イスラマバードなどでのパキスタンの諸都市では、アルバイン特有の徒歩での行列と称した、象徴的な行進行事が開催されました。
8日木曜は、イスラム暦1442年サファル月20日にあたり、シーア派3代目イマーム・ホサインとその忠実な教友らが、イラク・カルバラの地で殉教してから40日目にあたるアルバイン(アラビア語で40の意で、死去から40日後に故人を追悼する行事)とされています。
しかし、今年のアルバインの行事は新型コロナウイルスの蔓延防止のため、外国人巡礼者はイラクに渡航しておらず、イラク人巡礼者のみによる徒歩での巡礼行列が形成されることとなりました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj