ロシアが暴露、「米軍はアフガンでISISと内通」
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アフガニスタンにおいて、米軍
アフガン問題を担当するカブロフ露大統領特使が、「アフガニスタンにおいて、米軍とその同盟諸国は、イスラム国を自称するテロ組織ISISと内通していた」と暴露しました。
イルナー通信によりますと、カブロフ特使は20日火曜、ロシア・モスクワでのヴァルダイ国際討論クラブの会合において、「米主導の多国籍軍とISISの間には以前からつながりがあった」と述べています。
また、アフガン北部でISISのメンバー多数が包囲されたことに触れ、「これらのテロリストは、所属不明のヘリコプターによってアフガタン・バグラムにある米軍基地に移送され、その後、さまざまな地域に分散した」としました。
カブロフ特使をはじめとしたロシア関係者らは近年、数回にわたってアフガンでの米軍とISISの内通の可能性を批判しており、この件やこれまでに開示された情報に関して、アメリカ側からの事情説明を求めています。
米国とその同盟国は、2001年にテロとの戦いと安全保障の提供を口実にアフガニスタンに侵攻しましたが、この占領はかえって、戦争、紛争、アフガンの経済インフラの破壊をもたらし、情勢不安やテロを増大させた形となりました。
米軍がアフガンからすごすごと撤退する中、約20年間にわたる米軍のアフガン駐留により、数万人もの抑圧された人々の殺害、インフラの破壊、麻薬生産の増加という負の遺産だけが残されています。
米国は、数回にわたる約束違反のあと、2021年9月11日までにアフガニスタンから軍隊を撤退させることを発表しました。
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