中国、「米は上から目線的な態度を止めるべき」
https://parstoday.ir/ja/news/asia-i81678-中国_米は上から目線的な態度を止めるべき
中国の王毅外相が、アメリカの見下した態度を批判するとともに、「アメリカ側は講釈を垂れることをやめ、合理的で実用的な政策に戻る必要がある」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 27, 2021 17:25 Asia/Tokyo
  • シャーマン米国務副長官と中国の王毅外相
    シャーマン米国務副長官と中国の王毅外相

中国の王毅外相が、アメリカの見下した態度を批判するとともに、「アメリカ側は講釈を垂れることをやめ、合理的で実用的な政策に戻る必要がある」と語りました。

ロイター通信が26日月曜、北京から報じたところによりますと、会談は約4時間にわたったものの、米中首脳会談の実現の可能性は議題として取り上げられず、双方がこれまでの自らの見解を主張し、具体的な合意は何も得られませんでした。

中国・新華社通信によりますと、王外相は26日月曜、中国・天津で行われたシャーマン米国務副長官との会談で、両国の対立点をよりよく制御すべきだとして、わが国の発展を妨害しようとするアメリカの工作は失敗する」と述べています。

また、いわゆる人権の問題を提起することによって一つの国たる中国の主権侵害に対して米国に警告し、中国の技術移転に対する制裁と制限を解除するようアメリカに求めました。

さらに、中国国営テレビによりますと、中国の謝鋒外務次官も同日、シャーマン米国務副長官と天津で会談し、会談の中で米中関係の膠着は米国の一部の人々が中国を「仮想敵」と見なしているためと指摘しています。

また「米中関係は膠着状態にあり、深刻な難題に直面している」と発言。「米国は中国を仮想敵とすることで、国の目的感を再燃させることを望んでいる」と述べました。

謝次官は26日、中国メディアに対し、米国側に、政府高官への制裁など、過去の中国への対応を「正す」要求項目のリストを提出したと述べています。

シャーマン副長官は25日日曜、2日間の予定で中国を訪問しており、訪中前に日本、韓国、モンゴルを訪れていました。

また中国外務省の声明によりますと、王外相この会談で米国に対し、中国へのあらゆる一方的な制裁や関税などを可能な限り早期に撤廃するよう要請しており、米国は中国の社会主義体制を脅かしたり、中傷したり、崩壊させようとしてはならないと強調したほか、新疆ウイグル自治区、チベット、香港に関する問題を巡り、米政府は中国の領土保全に害を及ぼすべきでないとした、ということです。

また中国政府は会談について、「深く、率直」なものだったと語ったものの、中国当局者は、米政府の「非常に危険な中国政策」に強く不満を示したほか、人権問題に関する米国の偽善を非難しました。

米中は、世界で最も重要な2国間関係の管理に苦慮しながら優位に立とうとしています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio