米、「アフガン首脳陣はタリバンに対処する意思なし」
8月 15, 2021 15:52 Asia/Tokyo
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タリバン
アメリカ国防総省が、アフガニスタン政府首脳陣の行動を批判し、「アフガンの政治・軍指導部は、同国の反体制組織タリバンの進軍阻止に必要な意思を有しておらず、これは実に懸念すべきものである」と表明しました。
カービー米国防総省報道官はCNNのインタビューに対し、タリバンの急速な進軍を指摘するとともに、アフガンの治安部隊や政治指導部が、武装組織への対処に必要な戦闘態勢を整えていない、として批判しています。
また、物議をかもす無責任な米軍のアフガン撤退および、カタール・ドーハで成立したタリバンと米の秘密協定に言及することなく、「アフガンの政治・軍事的指導者がタリバン進軍阻止への意思を持っていないという状況を目の当たりにするのは、極めて大きな懸念材料だ」と語りました。
疑わしく無責任なNATO北大西洋条約機構軍のアフガン撤退以来、タリバンはアフガン各地で急速に進軍しており、多くの州の中心都市が次々とタリバンに掌握されています。
米国政府は、アフガン首都カーブルにある米国大使館の職員と民間スタッフの安全を確保しをカーブルから避難させるために、3,000人の軍隊の一時的なアフガン派遣を発表しました。
こうした中、アフガニスタンの要人、当局者、国民の大多数は、自国への米軍の侵略、20年間にわたる駐留、そしてアフガンに対する米国の内政干渉を非難しています。
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