アフガンで、今月11日にタリバン新政権発足式典が開催
アフガニスタンで、先月同国を掌握した組織タリバンが結成する内閣が、2001年の米同時多発テロ事件記念日に当たる今月11日に、就任宣誓式を開催します。
タリバンの共同創設者の1人で政治部門のトップであるムラー・アブドゥル・ガニ・バラダル師は、新タリバン内閣の副首相として一部の国の代表者らをこの式典への参加に招待すべく、8日水曜にカタールを訪問します。
こうした中、タリバン政権内閣人事の発表を受けて、アフガン旧政権関係者の1人アター・モハンマド・ヌール氏は、今回の閣僚リスト発表に反応し、「予想通り、タリバンはアフガン制圧後、国の憲法上何の位置づけもなく、技術専門家のいない政府を発足させると発表した」と語りました。
また、「民主主義体制体制を形成しようと20年間戦った後、残念ながらアフガンは、女性の参加がなく、憲法の明確な精神に反し、包括性の追求や専門性に欠ける1つの勢力に占有されたアパルトヘイト政府が支配するという状況に至った」と述べています。
さらに、「そのような政府は、退廃した民族民族にこだわる退廃した視点、独占と覇権主義、そして過去の暗闇への退行を反映しており、我々の見解では失敗する運命にあるとみなされる」としました。
先月15日にアフガン首都カーブルからアシュラフ・ガニ前大統領政権を追放したタリバンは、数日間の論争の末、7日火曜に新内閣を発表しました。
この新政権では、ハサン・アクンド氏が国家元首に、そしてバラダル師が副首相に任命されています。
タリバンは以前には、自組織内メンバーだけで構成された内閣を発表した一方で、国内のすべての勢力集団や要人の協力による包括的政権の発足を強調していました。
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